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2015-01-29(Thu)

ローンサバイバー/ネイビーシールズの精鋭が眠るアフガン

2013年 アメリカ
ローンサバイバータリバン政権崩壊後のアフガニスタン。しかし、その後もタリバン派の武力勢力は衰えることがなく、今も紛争は続いている。この作品は、2005年にアメリカ海軍特殊部隊「ネイビーシールズ」による「レッド・ウィング作戦」を、ほぼ忠実に再現した映画です。作戦は山岳地帯に降り立ったシールズ隊員4人のうち3人と、救出に向かった同隊員8名、そして第160特殊作戦航空連隊の隊員8名の計19名が戦死、ネイビー・シールズ史上最悪の悲劇といわれている。原作は、唯一生還したマーカス・ラトレルの手記、『アフガン、たった一人の生還』より。言葉で表現しきれない重圧感のある作品です。

[あらすじ]
米軍特殊部隊ネイビーシールズは、知力・体力・精神力・団結力を備えた屈指の精鋭部隊。2005年6月、彼らにアフガニスタンにてタリバンの幹部の拉致又は暗殺の任務「レッド・ウィング作戦」が課せられる。選ばれた4名がヘリコプターで少し離れた山岳部に降り立ち、タリバンの拠点の近くにまで徒歩で移動しターゲットを殺害または拉致する。連絡は3時間毎に無線機で行うが通信状況が悪いため、連絡が2回途絶えた場合、又は6時間が経過した場合は救援を送るというルールで計画は実行される。4人は現地に降り立ち、3-4時間を徒歩で移動し、林の中からタリバンの拠点を偵察していた。しかし見通しの悪い山の中、彼らは山羊飼いの老人と子供と若者の3人に遭遇してしまう。山羊飼いたちを捕らえた4人は上官の指示を仰ごうとするが、通信状況が悪く無線機も衛星電話も通じない。自ら判断せざるを得なくなった彼らの脳裏に3つの選択肢が浮かぶ。

彼らを「解放し逃がす」のか、「縛り上げてその場を去る」か、それとも「殺す」のか・・・。

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彼らを解放すれば、たちまち命を狙われるだろう。縛り上げ放置した場合、彼らは狼に襲われ死んでしまうかもしれない。殺してしまえば、引き続き任務を遂行することができ、身の危険も回避できるだろう。無論、メンバーの間で、争議があったのはいうまでもない。結果、彼らが選択したのは、彼らを逃がすこと。作戦は断念し、撤収することを決めた。すぐに200人のタリバンが追ってくる。・・時間はなかった。3人を逃がし山頂に移動し通信を確保。救護を要請してこの地から去るはずだった。しかし、移動した先で通信を確保することができなかった。彼らは孤立してしまう。 メンバーの一人が言う。「善なる行いは報われるんだろ」 けれど運は彼らに味方しなかった。やがて200人の敵を相手に4人の死闘は始まる。

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激しい銃撃戦、戦闘の臨場感は見事だが、それが彼らを痛々しく映し出す。指を失い、頭に、身体に、足に、銃弾を受け、それでも戦闘の意思は揺がない。命と引き換えに衛星電話で本部と通信。救助要請に成功したが、また一人死ぬ。救助の為、現場に到着したシールズの部隊と第160特殊作戦航空連隊は、陸からの敵のミサイルにより、機に乗っていた16人の命が一瞬にして奪われる。地上では、マーカスは最後の仲間も失い、ただ一人残る。鉄辺が足に深く食い込んで歩けなくなった瀕死の彼は、ここで思いもかけない展開に遭遇する。

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彼はアフガンの村人に助けられたのだった。マーカスは村に連れて行かれたが、アメリカ兵を匿うことは、彼らもタリバンに狙われ殺される危険に晒されるということだ。ましてや言葉も通じない。マーカスを連れてきた事に抗議する村人もいた。やがてタリバンの手下が来てマーカスは首を跳ねられそうになるが、村人達は屈することなく立ち向かい、彼らを追い払う。兵士がいることを知られている村は危険に晒されていた。一人の村人がマーカスの手紙を持ち本部に向かう。やがてタリバンが村を襲撃してきた。その時、救助の戦闘機が空からタリバンを攻撃。こうしてマーカスは一命を取り留め、帰還することができた。彼を助けたのは、アフガニスタンのパシュトゥーン人で、彼らの掟「パシュトゥーンワーリ」は、「助けを乞う者がいれば、命をかけて保護しなければならない」と定めているという。村人達はこの、2000年の昔からの掟を誠実に守ったのです。そして、マーカスは言います。「自分の一部は兄弟達と共にあの山で死んだ、間違いなく。けれど、兄弟達によって自分の一部は生きたのだ」と。

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[あとがき]
シンセサイザーによるバックミュージックが印象強い。内容は作品の出来を批評するような軽いものではありませんが、この事実を如何にして観ている人に伝えるかと、そんな思い入れが表れているかのようです。家族を持ち、愛することを知っている男たちの決断。3人を助けたために、メンバーの3人が死んで、彼らを救助するために16人が死んだ。正義の代償は「死」の連鎖となる。けれど、人としての尊厳をまざまざと見せ付けられる作品です。民間人を解放したとき運が悪ければ、200人を相手に戦うことになるかもしれないという事は、少なからずとも彼らの脳裏にあったはず。けれど、人道を守り、戦うと決断した彼らの強さと団結力に胸を打たれます。使命感をもち、救出に向かい栄誉ある死を遂げた若い兵士たちも。そして今も、タリバンの弾圧に恐れることなく、命をかけて戦っているアフガンの人々。同じ時代に生まれた自分はと、この国でこの環境下で、生かされていることの意味を考えずにはいられません。 アフガンに眠る精鋭と、そして今も世界中にいる誇り高き戦士達に賞賛の意を捧げたい。

ローン・サバイバー [DVD]


[監督]
ピーター・バーグ
[出演]
マーカス・ラトレル一等兵曹 マーク・ウォールバーグ
マイケル・マーフィ大尉 テイラー・キッチュ
ダニー・ディーツ二等兵曹 エミール・ハーシュ
マシュー・アクセルソン二等兵曹 ベン・フォスター
エリック・クリステンセン少佐 エリック・バナ
グーラーブ アリ・スリマン
シェーン・パットン二等兵曹 アレクサンダー・ルドウィグ
ハスラート海兵隊軍曹 ジェリー・フェレーラ
アフマド・シャー ユセフ・アザミ
タラク サミー・シーク
グーラーブの息子 ローハン・チャンド
マーク・ウォールバーグ /テイラー・キッチュ/エミール・ハーシュ/ベン・フォスター /エリック・バナ/アレクサンダー・ルドウィグ



★外部関連記事★

映画『ローン・サバイバー』で描かれるレッド・ウィング作戦 奇跡の生還者が来日!
村人たちとはまだ交流をしていて、その1人はモハメッド・グーラーブさんという人です。電気がない村なので、電話をする時は携帯電話やどこかに移動してメールをしています。アメリカで本作が公開された時、グーラーブさんを招いて数ヶ月間一緒に過ごしました。彼はアフガニスタンに帰りたいと言いましたが、彼が僕を助けたことによって命をずっと狙われ続けているんです。だから僕は危険なアフガニスタンに戻ってほしくないし、『(アメリカに)残ってほしい』と嘆願したんですが、彼は誇りあるアフガニスタン人として自分の国に戻っていきました。僕はあの決断をしたことで、後悔にさいなまれたり、不眠になったりはしていません。例えば、将来同じ状況に立たされた時、同じ決断をするかと言われたら毎回、少しずつ状況が変わるのでわかりません。黒白はっきり分けられない、グレーゾーンで戦うのが戦争なんだと思います。


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2015-01-26(Mon)

ケリー・ラッセル Keri Russell プロフィール

Keri Lynn Russell1976年3月23日生まれ。アメリカ カリフォルニア州出身の女優。身長:163 cm(2014年現在38歳)フランス系アメリカ人で日産自動車社員の父とユダヤ系の母との間の3人兄弟の2番目として育つ。1991年からMMC(ミッキーマウス・クラブ)の子供タレントグループに所属し、演劇、ジャズ、タップ、バレエなどを習得。バラエティ番組ディズニーチャンネルで、ブリトニー·スピアーズ、クリスティーナ·アギレラ、ジャスティン·ティンバーレイク等と一緒に活躍していた。同時期に映画「ジャイアント・ベビー/ミクロキッズ2」でベビーシッター役としても出演している。2年後の1993年、17歳になるとケリーは女優としてのキャリアをさらに追求するため、LAに単身で上京。何本かのTVドラマシリーズやTV映画への出演を経て、1998-2002年に公開されたTVドラマシリーズでJ・J・エイブラムス監督が製作総指揮をとった「フェリシティの青春」で大ブレイクを果す。この役で1999年に、「ゴールデングローブ主演女優賞(テレビシリーズ/ドラマ部門)を獲得した。2002年メルギブソン主演の「ワンス・アンド・フォーエバー」の撮影と「フェリシティの青春」の撮影が終了すると1~2年程休暇を取ったあと、2004年にブロードウェイ・デビューを果たした。、以降、ハリウッドの大物俳優達と並んで、話題作の出演が続く。2005年にはジョアン・アレンとケビン・コスナーらと「ママが泣いた日」に出演。そして、その翌年にはトム・クルーズ主演の「M:i:IIIミッション:インポッシブル3」に出演。ちなみに、この作品は「フェリシティの青春」でタッグを組んだJ・J・エイブラムスが監督で、教え子リンジーの役をスカーレット・ヨハンソンが降板したことから、監督より直接オファーを受けた形で配役されたという。現在は、今話題中の「The Americans」(TVシリーズ)での出演と平行して、ハリウッド作品の仕事が続いている。最近では、2014年公開の『猿の惑星: 新世紀』に出演しています。

また、広告関連として、2006年の夏より、アメリカのカバーガール化粧品のモデルとして抜擢されている。私生活では、一般人男性と2003年から交際を始め、2007年2月14日にニューヨークで結婚。同年6月に息子を、2011年には娘を授かった。しかし、2014年12月ケリーが7年間続いた結婚生活に終止符を打ったことを明かしている。現在は2児の母として、女優として多忙な毎日を送っている。

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「Cover girl」日本ではマスカラが有名。       スレンダーで美しいボディラインを披露。       ショートの巻き毛スタイルもよく似合う

★受賞★
1999年『フェリシティの青春』 ゴールデングローブ賞主演女優賞(テレビシリーズ/ドラマ部門)受賞

[出演]
1992年 ミクロキッズ2ジャイアント・ベビー
1996年 The Lottery (TV映画/日本未公開)
1997年 エリカにタッチダウン(日本未公開)
1999年 デッドマンズ・カーブ(日本未公開)
2000年 マッド・アバウト・マンボ
2002年 ワンス・アンド・フォーエバー
2005年 ママが泣いた日
2006年 M:i:III ミッション:インポッシブル3
2007年 ウェイトレス 〜おいしい人生のつくりかた/ミッシング 〜消された記憶〜/奇跡のシンフォニー
2008年 ベッドタイム・ストーリー
2010年 小さな命が呼ぶとき
2013年 ダークスカイズ
2014年 猿の惑星: 新世紀

※テレビシリーズ
1995年 Married... with Children
1996年 Malibu Shores
1998-2002年 フェリシティの青春
2010–2011年 Running Wilde
2013年- The Americans


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どうやら姉御気質でもあるようです。(奇跡のシンフォニー)MTV音楽情報番組「Total Request Live」にて フレディ君とJRM[2007年])



★外部関連記事★

ワールド ビューティー(ハリウッドビューティから世界各国の美女たち)/ハリウッドビューティ ケリー・ラッセル4
気品のある ケリー・ラッセル、最新作「ウェイトレス おいしい人生の作り方」で久々に登場です


2015-01-21(Wed)

M:i:III ミッション:インポッシブル3/仕事片付けたらハネムーンに行こう

2006年 アメリカ
MiⅢおなじみトムクルーズ主演の「Miシリーズ」といえば、あの「ピタッと地面擦れ擦れポーズ」を思い出す人が多いでしょう。このⅢではちょっと変わった風貌でやってますね。前作までとは異なり、かっこよさを少し削った主人公のイーサン編。ダレてる暇も、眠くなる暇もない、エキサイティング ハイテンポ アクションムービー。この回は「結婚」のテーマを、ほど良い加減で入れているので、アクション物に飽きてしまう人も受け入れやすいと思います。私は、公開当時に映画館で観たのですが、数年後、ここに登場する、ある俳優のファンになってからはDVDを入手。とはいえ作品自体はトムクルーズの一人舞台なのだけど、まぁ、まぁ、これだけ面白いなら独り舞台だって「いいじゃない」と許せちゃう映画です。

[あらすじ]
諜報機関のスパイだったイーサンは第一線から退き、今はIMFの教官。彼は婚約をしたジュリアと暮らしている。ある日、教え子だったリンジーが諜報活動中に捉えられた為、新しい仲間と共に救出へ。脱出には成功したがリンジーは脳に仕掛けられた爆弾で死んでしまう。その上、潜入先から持ち帰ったPCは破損し役にも立たなかった。彼は上司のブラッセルに今回の計画は失敗だったと告げられる。一方ジュリアはイーサンの職業を知りません。ジュリアは「秘密は言えないけれど信じて」というイーサンを信じ結婚。リンジーの葬儀の日、イーサンは彼女が生前に送った絵葉書を受け取った。その葉書の切手に隠されたマイクロチップには内部の上層部の者が闇の商人ディヴィアンと通じているというメッセージが残されていた。イーサンは破損したPCのHDを解析させ、一部の情報の復元に成功。ディヴィアンが2日後に取引でバチカンに行く事を突き止めた。取引の「ブツ」は世界を滅ぼすサイエンステクノロジー「ラビットフット」だという。イーサンは上司には伝えず、仲間とディヴィアンを捉える計画を立てる。

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バチカンの警備ってどうよ?と聞いている          おなじみの相棒ルーサー       凄腕操縦するカッコイイ役頂きました
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宅配員スタイルは二人とも二度とないだろう多分。   進入~DHLの提供でお送りしました~   3秒で神父に変身!コッチのほうが似合うよ
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チャラ男に変身~普通に進入(普通に入れるジャン!)    地下から進入・・・・地味ッ!      警備員に変身~まるで着せ替え遊び
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ランボルギーニでどっ派手に進入       「後ろ向くなよ」それにしてもデカイ          捕獲、捕獲、捕獲、モーターボートで脱出

ディヴィアンを捉えたイーサンは、取引相手を吐かせようとしたが簡単にはいきません。教え子を殺されたこともあり、しかも挑発され、彼は超腹立つわけですね~。「コノヤロー!ぶっ殺す!」「いやいや、イーサン、やりすぎだって!」と仲間ヒヤヒヤ・・・。飛行機を降りて陸で移送中、リンジーのマイクロドットから新しい情報が。リンジーは局長がディヴィアンに電話しているのを知ったというもの。まさか局長が黒幕? なんて困惑していたら、戦闘機出現~ミサイルで橋をぶっ壊して、一般人に乱射~ォィォィ。・・こうしてディヴィアンが派手に連れ去れてしまう。・・・。

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ディヴィアンに逃げられたイーサンは「ジュリアが心配ー!」と誰かのベンツで現場から飛び出す。(お廻りさーん!オープンカー窃盗してますー)

心配的中。あっという間にジュリアを拉致されてしまう。ジュリアと引き換えの条件は、ディヴィアンから奪っていた書類ケースの中にラビットフットの情報があるので48時間以内に現物を奪ってこいと言う。モタモタしている時間はないのにIMFから同行命令が。捕まってしまい。局長が・・

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イーサンの頭の中「やっぱり黒幕はコイツなのか?」

局長が部屋を出ると隣にいたマスグレイプからディヴィアンと局長の電話の件を傍聴し事情がわかっていると上海のアパートの住所と部屋番号、そして逃亡するためのキーを密かに手渡された。「マスグレイプ君!ここでの味方は君だけさ!」 してIMFの建物から脱出し、いざ上海へ。マスグレイプから連絡があったと仲間と合流。「なんて気の利く奴なんだ♪マスグレイプ君!」

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「ブツ」は上海の某ビルの中。厳戒態勢で守られている。「空から行くさ!」ということで、イーサンの空中飛行です~。

イーサンは入手したラビットフットを持ち、約束の場所へ。迎えの車は白のリムジンです。(目立ちすぎー)ジュリアを人質に取られてるから、相手の指図に従わなくてはならず、薬を飲んで意識を失い脳に爆破装置を埋め込まれてしまう。ラビットフットを渡したのに本物ではないと責められるし、挙句の果てには目の前でジュリアを殺されてしまう。嘆き悲しむイーサンの前に、味方だと思っていたマスグレイプ君が登場。

「ねぇ、ねぇ、リンジーって俺の裏切り知っていた?どうなのさ?、オレ局長って気に入らないんだよねー」

(「ブツ」渡したところで大掃除しちゃえばオレ様、株上がる♪ ついでに局長とデイヴィアン繋がってることにして、追い出しちゃるんだもんね~)
・・ということらしい。・・なんて、ちっちゃいんだー!局長ではなくマスグレイブがデイヴィアンと通じていた裏切り者でした。そして、殺されたジュリアは変装させられたヴァチカンにいた通訳の女性だった。ジュリアが生きていると知ったイーサンはマスグレイブを気絶させ監禁場所へ走る。彼女を見つけるも再びディヴィアン登場。この男はずっと飛行機で吊り下げられたことを根に持っているのか、イーサンをタダでは死なせません。頭の爆弾を起動させ、苦しむイーサンを殴りはじめます。もみ合っているうちに外に出たと思ったらディヴィアンは自動車にひかれてあっけなくお陀仏。

さぁ、次は脳に仕掛けられた爆弾を不発処理しなくてはなりません。イーサンってば、ジュリアに銃の使い方を説明すると「俺、一回死んで、生き返えるからヨロシクね!」って、「そんな役回り勘弁ですぅ」なんて言ってる暇なくビリビリ電気で死亡。そして、すぐに敵が来ちゃいます。

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戦うジュリア(イーサン死亡中)           戦うジュリア(イーサン死亡中/敵死亡)    戦うジュリア(イーサン死亡中/マスグレイプ死亡)

いやージュリア、物に映る敵を捉えるなんてあんたプロだよ。そして心停止したイーサンを蘇生させます。戦闘モード100%のイーサン復活~
アレレ、敵がいないよ??・・ってなことで以上、イーサンの結婚ボケ編でした。

[あとがき]
シリーズ3作の中ではこれが一番好きです。実は突っ込みどころ満載なのですが、アクションとストーリのテンポが良い。黒幕が小物ってのも重くなくて良い。細かいこと言いません。娯楽映画はこうでなくっちゃね!次のお話「ゴースト・プロトコル」は実はまだ未見なので、次回公開予定の「ミッション:インポッシブル5」の前までには見ておきたいです。(最終章「ミッション:インポッシブル5」は2015年12月25日に全米で公開予定)

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(左から)ケリー/トム/フィッシュバーン/子供?/ジョナサン/マギー/ミシェル/ヴィング
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                              トムが大人に見えるよ。ジョナ無邪気!
M:I トリロジーBOX [HD DVD]

[監督]
J・J・エイブラムス
[出演]
イーサン・ハントトム・クルーズ
ルーサー・スティッケル ヴィング・レイムス
デクランジョナサン・リースマイヤーズ
ゼーンマギー・Q
ブラッセル局長ローレンス・フィッシュバーン
ディヴィアン フィリップ・シーモア・ホフマン
マスグレイブビリー・クラダップ
リンジーケリー・ラッセル
ジュリア・ハントミシェル・モナハン
ベンジーサイモン・ペグ
リックアーロン・ポール
ケビングレッグ・グランバーグ
トム・クルーズ/ヴィング・レイムス/ジョナサン・リースマイヤーズ/ローレンス・フィッシュバーン/フィリップ・シーモア・ホフマン/ビリー・クラダップ/ケリー・ラッセル/ミシェル・モナハン/サイモン・ペグ/アーロン・ポール/グレッグ・グランバーグ


◆内部関連記事◆

コチラも・・一回死んで自力で生き返るトム・クルーズ?→遥かなる大地へ


★外部関連記事★

Husky's Cafe blog/3作目もすごかった!M:i:III(ミッション・インポッシブル3)
序盤から息をもつかせぬ、いわゆるジェットコースタームービー。英語なら"Roller Coaster Movie"!ど派手なアクションは、映画館のスクリーンで見ると、そりゃ大迫力!今回は、イーサンいきなり大ピンチ!って場面から始まります。そこから、過去へフラッシュ・バック。『マトリックス』のモーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)がIMFの局長役で登場したのには、笑ってしまった~




2015-01-12(Mon)

2014年12月20日 婚約発表/ジョナサン・リースマイヤーズ

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久々の魚目で登場してもらいましょう。

昨年からプライベートで一緒にいてとっても気になっていたこの女性、
ヤッパリ = ̄∇ ̄) 
お相手はマーラ・レインさん。(映画プロデューサー/女優)
映画でも女優として3本程度出演をしていたらしいです。
ジョナサンが彼女と映っている写真がですね、
半端ないほつれ顔でひょっとしたらひょっとしたらと思っていたら♪

いきなり、婚約です。
お付き合いを始めてから1年というから、早い決断ですね。

最近のジョナサンの元気っぷりはきっと彼女のせいだったんですね。
問題のアルコールも克服できてるみたいだし、早く結婚して安心させてくれ。

彼女を逃がすなジョナサン!マーラさん、ジョナサンを宜しくね。
久々にお髭剃っているの見たよ。

以下、ジョナサンの、超-------------------ほつれ顔 画像ですぅ
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なにはともあれ・・
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                                    おめでとう!



◆内部関連記事◆

・ジョナサン・リースマイヤーズ Jonathan Rhys-Meyers プロフィール


★外部関連記事★

・ジョナサン・リース=マイヤーズが婚約
・ジョナサンは重度のアルコール問題を抱えていたが、周囲の助けで人生を立て直すことができたと感謝している。
「荒れていた。誰にも手がつけられないほど荒れていたんだ」とジョナサンは2013年11月、英The Mirror紙に語っている。「そのうち、ある状況に行き着くことになる。友人の何人かがその状況に陥らなかったのは幸運だった。自分には手の届かない状況のようなものだ。そこまで行き着くのは狂気の沙汰だった。その気づきを得ることができて、今は人生で別の見方ができるようになった」


2015-01-09(Fri)

さよならアドルフ/泥と禊と・・・・

2012年 オーストラリア・ドイツ
さよならアドルフヒトラー政権崩壊直後のドイツ。ナチ党員だった両親をもつある兄弟姉妹の物語。戦争犯罪人となった両親は出頭し彼らは親を失う。複数の国の占領下となった土地を渡り歩き、戦争の爪あとを映し出しながら、乳飲み子を含む弟や妹4人を連れて900キロにも及ぶ祖母の上を目指します。多くの人々が生きるのに精一杯な混乱の時代の中で、彼女達の前に一人の青年が現れる。ナチの子として教育された少女の心の葛藤と価値観の崩壊。そして、二人の複雑な恋心を絶妙に描いた作品です。

主人公は一番上の14歳の少女「ローレ」。ドイツ崩壊直後、家族は身を隠すために持てるだけの貴重品を持ち家を出た。子供達は何が起きたのかも理解できぬまま山の中の農場の隣家へ。父は連合軍に出頭したのだろう。すぐにいなくなった。そして居場所を知られた(らしい?)母親は銀のスプーンを持ちだし出かけていった。帰宅した母は下半身傷だらけ。彼女は忌み嫌われる存在になっていた。どんな仕打ちを受けたかは想像通りなのだろう。ナチの歌をかけながら「もうおしまい、総裁は亡くなった!」と嘆いた。そして母親も出頭する。「戻ってこれるかもしれない。でも、もし戻らなかったら祖母の家へ」と言い残しローレに貴重品を手渡した。そして乳飲み子は殺されてしまうので連れて行けないという。冒頭のシーンで、断種法の書籍が映し出され、カルテのようなものを焼却しているシーンがある。母親が戦争犯罪人として裁かれるとすれば、ナチ党員で医者であること。「人体実験」や「断種に銘打った殺処分」に関与したのかもしれない。子供達は、そんな両親がやっていたことなど知る由もありません。そんな母親は父親より明らかに立場が上で、家庭では子供の面倒を見ているシーンもありません。いつもタバコを吸って命令するだけ。娘二人は弟たちの面倒をよく見ています。決して子供達に愛情がなかったわけではないようですが・・。そんな母が別れ際に告げた。「誇りを失わないで」

僅かな望みを期待したが母は帰らず、やがて空腹のためか、双子の弟のうち一人が隣家に盗みを働いた。小屋を借りていた隣の主人に「赤ん坊を置いて出て行け」と言われ、彼女は兄弟たちに「両親は祖母の所にいる」と言い聞かせて出て行くことを決めます。ナチスの実態を知った人達はナチ党員の子供であるというだけで彼らに冷たく、手を差し伸べてくれる大人もいません。生きていくためにはここを出る以外、他に道はないのです。ドイツ南部のシュヴァルツヴァルトから祖母のいるドイツ北部のハンブルグまで900キロ。それでも気丈なローレは弱みを見せません。だから妹と弟達もさほど不安がないように見えます。途中で道で会った人に馬車に乗せてほしいと頼むも断られるが「赤ちゃんに」と食べ物を貰うことができたため、彼女は「赤ん坊がいれば食べ物が貰える」という思い込みをしてしまうようです。当時のドイツは様々な国に占領されており、祖母のいる土地まで行くには、彼女達のいるアメリカ占領区から、ソビエト占領区、そしてイギリス占領区を抜けなくてはなりません。馬車に乗っていた人はフランス領に向かうところでした。しかも占領地を抜けるごとに「許可証」が要ることを兄弟達は知りません。私は、きっと赤ちゃんが途中で死んでしまうのだろうと思った。それほど冷たく淡々とした雰囲気で物語は進むのです。

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凄惨な遺体を目にしても、子供達は慣れっこ。 金品は生きるための物資と交換し消えていく。  この現実をドイツの一般市民は知らなかった。

ある町にたどり着き、ローレは乳をあげてくれる女性を探しだすと、いつか廃墟で出くわした青年が近くに立っていた。彼は一瞬「赤ん坊がいたのか?」というような表情をします。その町では新聞が貼り出されており、ユダヤ人虐殺の光景を写した記事に人だかりが出来ていた。それを見たローレは、その凄惨さと両親の犯した罪を知り愕然とする。その夜、ローレは新聞の写真を手で切り取り持ち出すと、あの青年が近寄ってきて「なにをしている」と切り取った写真を見ようとした。それを振り払いその場を立ち去ります。ローレが切り取った写真は、やせ細ったユダヤ人ではなく、その横にいるナチス親衛隊の男でした。なんと、父親だったのです。翌日兄弟達は街をでて歩いていると、あの青年がずっと後をついてきていた。

つけられていると知った兄弟達はある民家へ。そこでは未だ、ヒトラーを崇拝する中年女性がいました。ここの主は拳銃自殺をしていて遺体は別室で放置されています。女性に金品を渡し、少しは助けてもらいましたが、彼女はホロコーストの写真はアメリカのでっちあげだといい、弟達に戦争の歌を歌わせ高慢な態度をとります。いよいよ我慢できずこの家を出ることに。これでもう、兄弟達には頼みの綱の金品は全てなくなりました。

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青年は再び兄弟達の前に現れます。ローレが赤ん坊を抱いて彼の目の前に立っても彼は無言のまま。だた赤ん坊の顔を覗き込むだけ。こんなに接近しても二人の間には会話はありません。ローレは再び歩き出し青年はずっと後をついてきます。しかし、彼女達がある一台の車に乗った連合軍兵士に呼び止められると、青年が近寄ってきて「自分はユダヤ人で兄だ」といい、その場を切り抜けます。青年の名は「トーマス」ユダヤ人の登録証明書を持っていた。こうして彼女達はトーマスと一緒に旅をすることになります。彼は食料を調達し、弟たちの面倒を見るようになります。弟たちや妹はすぐにトーマスに懐きますがローレは違いました。両親からの影響で、ユダヤ人を受け入れず、それどこか彼を愚弄しさらには、赤ん坊目当ての寄生虫だと妹のリーゼルに話します。そして本人には「弟達には触らないで!」などと拒絶の言葉を吐いてしまう。トーマスは反発的な眼差しで彼女の足を触りはじめます。「だったら、おまえならいいのかよ」と言っているようです。脅かしで本気には見えませんが、驚いたローレはトーマスから離れます。彼は言葉少ない青年で、自分の事も語りません。だから、その心理は表情と行動からしか推測することしかできません。彼の過去になにがあったのでしょう。酷いことを言われながらも、トーマスは兄弟達から去ろうとしませんでした。

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トーマスは弟の隣で寝て、弟と話をしています。自分は盗みをはたらいて刑務所にいたといいます。弟を真ん中に挟んで、その隣にいるローレの足に自分の足を乗せてみたり、ローレの髪に触れて戯れています。ローレはそれを知っていてもじっとしているのです。ユダヤ人を見下してはいるものの、彼女はトーマスを嫌っているようにはみえません。しかし、厳格な両親に育てられた14歳のローレには、まだ恋愛の仕方など判りません。それより先に知ってしまったのは、「男が見返りとして求めるもの」でした。

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やがて、ローレの心に変化が起こりますが、ユダヤ人に対する偏見をぬぐい切れないためか、母の言う「誇り」のためか、そんな心境が彼女に突拍子もない行動をさせます。ローレは、トーマスの手をとり、自分の身体を委ねようとします。「恋心」か、「見返り」か。いずれにせよ、言葉に出来ないことが、もどかしいです。しかしトーマスは結局、それを受け入れません。「見返りならいらない」ということなのでしょう。ローレのほうは拒絶されたと思ったかもしれません。

この場所から出発する時、彼女は大事に持っていた父親の写真と、いつか街頭で切り取った切抜きを一緒に重ねて、汚泥の中に埋めます。父親が迫害してきたユダヤ人に自分たちは助けられていると自覚しているローレ。父を恥じ「決別」を決心したのではないでしょうか。

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道中、橋を渡らなければならなかったが、橋は戦争で破壊されています。トーマスは赤ん坊を背負い、泳いで渡ると言いますが、この期に及んでも、ローレはトーマスが赤ん坊をそのまま連れて逃げる気だと、彼を信用していません。そして、ローレはトーマスにも頼まず、どうにかならないかと一人で破壊された橋のほうへ行きます。すると1人の猟師がいました。「船を出して欲しい」と頼み込みますが金品もなく、相手にされません。心配し後からきたトーマスが見たものは、ワンピースの胸元のボタンを、猟師の前で開けるローレの姿。二人は罪を犯します。彼女がこのとき見ていたのは猟師ではなく、猟師の後ろで石を振りかざすトーマスの姿でした。震えが止まらないローレのワンピースのボタンを留めるトーマスの姿はまるで、妹に服を着せている兄のように見えます。

ようやくソ連占領区前にたどり着いた。しかし通行禁止になっていた為、トーマスは夜中に森を抜けるという。兄弟達は森の中を移動するユダヤ人や、行き倒れの遺体に遭遇したりして進む。そしてトーマスがポーランド語を話せることを知る。こうして何日も森の中での移動と野宿が続きます。

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休息をとり横になると、再び、トーマスはローレの傍に横たわり何も言わず手や、髪に触れるだけ。ローレは何の反応もありません。

途中、おなかがすいたという弟の為に、トーマスは、ここを動かず待っているようにと言い残すと、一人で食料を盗みに行きます。やがて遠くにいる人影を見た弟ギュンターは「トーマスが戻ってきた!」と走りその場をはなれてしまう。その結果、命を落とします。追われていたトーマスは、食料を持って戻りましたが、ギュンターが即死しているのを確認するとみんなを連れて逃げました。ローレは弟の遺体に触ることも、別れを告げることも、埋葬することも出来ませんでした。

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弟を失った悲しみを引きずりながらも、兄弟達は再び歩き始めます。やがて、最後の占領区を抜ける。もう検問はなく、列車にも乗れる。あとは、母が言った泥の道を歩くだけだ。そしてトーマスは去ろうとしていた。けれど、それを察知していたローレは引き止めます。彼女は「頼りたい」のではなく、彼に「傍にいて欲しい」存在になっていたのです。トーマスが自分ではなく、赤ん坊のほうを気にかけていると思っているローレは、「赤ん坊をあげる!弟にしていいわ!」とまで言って彼を引き止めようとしますが無駄です。しかし最終的に彼を引き止めたのは、彼女が信じていたものが全て偽りであり、、彼とその家族を苦しめたであろう、自分は「ナチの子」であることの苦悩に苛まれるのだと、プライドも、誇りも、全て投げ出し、彼にすがりつき、泣きくずれたからでした。トーマスが自分にとって特別な存在になった今となって気づいたのです。彼女はもっと早く、人種の差別から生まれたナチスの誇りなど捨てるべきでした。

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こうして全員が列車に乗りこんだ。しかし、ローレの、あの時の必死の願いは空しく、身分確認の為に列車は止められる。トーマスはあるはずの身分証を探すが無くなっていることに気づき、列車を降りた。ローレは、悲痛な表情をするが、列車内には警察官がいる。彼を引き止めるために、もう泣くこともわめくことも出来ない。「さよなら」さえいえない突然の別れ。皮肉にも、姉の心を知った弟が、トーマスの身分証を隠していたのでした。良かれと思ってやったことが裏目に出たのです。

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ローレの手元に残ったのは身分証だけになった。、 けれど、それは他人のもの。           弟は彼がトーマスではないことを知っていた。

青年を失ったローレは祖母のところで生きる屍のようになっていました。その祖母は厳格な典型的ドイツ女性でした。祖母が弟に食事の無作法を厳しく咎めると、それに反発したローレは手でパンを丸かじりして飲み物をわざとこぼし、そしてテーブルからすすり飲んでみせるのです。ドイツ人が豊かな食事を「お行儀よく」食べている一方で、収容所のユダヤ人たちは餓死してきた事を思ってたのかもしれません。両親の影響とはいえ、ユダヤ人を差別してきた自身も悔いているようにもみえます。そして、部屋に戻ると、旅の最後まで大事に持ってきた家族の思い出の品を、粉々に砕き潰すのでした。ローレがこの呪縛から開放されることは、おそらくありません。たったひとつの可能性だけを除いては・・・。

[あとがき]、
僅かな期待も裏切られる鬱々としたエンディングです。1回目に観たとき、「えっこれで終わりなの?」と誰しもが思うでしょう。しかし、2回目はそうではありませんでした。「この作品はこれでいいのかも」と思いました。本来、ハッピーエンドが好きな私ですが、この作品は好きです。謎は謎のまま。けれど、見えない向こう側にしっかりとした、別のストーリーがちゃんと出来上がっている上で、この作品が成り立っているのだろう。この青年が誰で、どんな事情で、何故、兄弟達を助けたのか。ちゃんとはっきりとした筋書があるように思います。混乱期の人々の姿を映し出しながら、主人公の、人種を超えた感情の変化、思春期の恋を絶妙なタッチで表現しています。原作は、『暗闇のなかで』の3部のなかの2部の単独の物語だというから、この作品はこのお話で完了なのですが、小説のほうには、まだ彼の境遇についてのヒントがあるかもしれません。だから、この小説は絶対に読んでみたいです。それから、この謎の青年についてですが、いくつか気づいた点を挙げておきましょう。最後の電車から姿を消した理由。彼が本当にユダヤ人であったなら、身分証明書がないからといって何故、姿を消す必要があったのでしょう。それと腕の囚人番号と思われる刺青。ユダヤ人で囚人番号があり、収容所にいたことが証明出来れば、証明書がなくとも身を隠す必要などないはずでした。しかし囚人に刺青をしていた、ただ1箇所の収容所「アウシュビッズ」では、刺青は左手首に行いました。彼は「右手」でした。つまり、彼はユダヤ人ではなかったのかもしれません。けれど家族を亡くし孤独だったことは、作品中からも想像できます。赤ん坊や弟達の扱いも上手いことから、彼には沢山の妹や弟がいたのかもしれません。彼がどこの国の人種なのかはわかりませんが、ポーランド語を話すことからポーランドに住んでいた可能性が強いでしょう。そしてユダヤ人と称して、身を隠さなければならなかった本当の理由。犯罪者であったことは確かですが、盗みだとは思えません。「映画上での殺人」は演出だというのだから、身を偽らなければならなかった彼の罪とは、殺人ではないでしょうか。おそらく家族を守るためにやったのではないかと。ここまで想像させるとは、この原作がベストセラーになるわけだわ。と納得。 最後のほうのシーンで、全く知らないユダヤ人の証明書を手にするローレが不憫ですね。このお話には、もう続きはありませんが、願わくば、二人がいつか、どこかで再会してくれればと思うのでした。(・・・・しかし!これはフィクッションです)だから、最後はこうしましょう。
彼は、ローレから聞いていた泥の道をとおり、青い風車のある大きな家を見つけるのです。ずっと兄弟のあとをついてきたあの時と同じように。
                                                                       
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                                                                やっぱりハッピーエンドが好きです
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[監督]
ケイト・ショートランド
[出演]
ローレ サスキア・ローゼンダール
トーマス カイ・マリーナ -
リーゼル ネレ・トゥレープス -
ローレの母 ウルシーナ・ラルディ -
ローレの父 ハンス=ヨッヘン・ヴァーグナー




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Music for a while/Lore ナチの子供達の辿るいばらの道
しかし、ナチ教育が血肉となっている誇り高いローレはトマスを蔑み、彼の手助けに感謝することはあっても、同等に扱うことが出来ない。弟たちもトマスになつき兄のごとく慕ってはいても、心の底ではユダヤ人なんだから下等な人間、という思いを持っている。複雑な心理というか、3つ子の魂百までというか、トマスに対する理性の及ばない生理的嫌悪感とから来るローレの愛憎の表現が見事である。若い女流監督による映画作品を見る機会が、このところ多いのだが、映像に瑞々しさが溢れていて、重いテーマを扱っているのに暗さが軽減されて、美に昇華している。実に頼もしいことだと、感嘆するほかない。

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