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2013-02-05(Tue)

エリザベス  ケイト・ブランシェット/女王がイングランドとの結婚を決めるまで

 1998年 イギリス
エリザベスこれは世にも有名な、英国の「黄金時代」を築いたバージンクイーン「エリザベス1世」の愛と孤独の物語です。反逆者を一掃し、女王の地位を安泰にして、イングランドに身を捧げると宣言するまでの、前半生を描いています。

ヘンリー8世の死後、王位を継承した弟のエドワードが亡くなると、1953年から異母姉のメアリー1世がイングランドを統治した。「ブラッディメアリー」血まみれのメアリーとして有名な人物です。彼女は不遜のカトリック教徒であり、プロテスタントを弾圧。多くの人々を殺害。物語はそのプロテスタントの処刑のシーンから始まります。

メアリー1世は母親譲りのカトリックでしたが、エリザベスはプロテスタント。兄弟でありながらも思想の違いからメアリーはエリザベスをロンドン塔に幽閉していました。自身が病魔に冒されている事を知ってからは、エリザベスの反逆の証拠をあげようとしますが見つからず、病気のメアリーはこの世を去ります。こうして即位したエリザベス、彼女には既に恋人のロバート・ダトリーがいました。

国内情勢、蓋を開けてみると、国庫は空、軍は弱化、宗教対立は激化、王位狙い策略するノーフォーク卿、そして周囲からは小娘扱い、この難局を大国との結婚でどうにかしのごうと結婚を勧めるセシル卿。そんな中でエリザベスは君主としての責任と自身の恋に紆余曲折します。


まずエリザベスはイギリス国教会にまとめる決意をし宗教を統一。対立したカトリックはローマ教皇も巻き込みエリザベス暗殺を企てます。また、各国はエリザベス女王との政略結婚を迫りますが、エリザベスは結婚せずに微妙なバランスの外交を続けたため、焦れた反対勢力はエリザベスを排斥しようとします。それを察知した腹心ウォルシンガム卿は、反対勢力であるスコットランド女王のメアリを暗殺。また、王位を狙い画策しているノーフォーク卿は、ウォルシンガム卿の罠により愛人に裏切られます。反逆の証拠がウォルシンガム卿へ渡され反逆者名が挙がると、そこにはウォルシンガム卿だけではなく、エリザベスが愛する恋人のロバートの名前が並んでいたのです。恋人に裏切られたエリザベスは、ノーフォーク卿らを反逆罪で逮捕し処刑しましたが、ロバートは生かして自身への戒めとします。そして彼女は「イングランドとの結婚」を宣言します。
「信愛なる者が敵」この時代なら珍しいことではありません。長年の主従関係があっても、愛人であっても、恋人であっても。


[恋人・ロバート・ダトリーについて]
200px-Robert_Dudley_Leicester.jpgロバート・ダトリーは「9日間女王」で有名なジェーン・グレイーと策略結婚させられ、ジェーンと共に死刑になってしまった「ギルフォード・ダドリー」の兄弟です。この時ロバートは既に結婚していた為、生き延びることができました。ジェーンを無理矢理即位させ我が息子を結婚させた父親「ジョン・ダドリー」も、メアリー1世により処刑されました。(ちなみにロバートの祖父である「エドマンド・ダドリー」も彼女らの父ヘンリー8世によって反逆罪により処刑されています。)メアリー1世は当初、ジェーンの処刑に躊躇したと言われていますが、スペイン王カルロス1世による王太子フェリペとの婚約解消の脅しに屈し、処刑の命令を下したといわれています。このときロバートも兄弟や父親と一緒にロンドン塔に幽閉されていたのですが、そこで幼なじみであるエリザベスと再会。二人は密かに塔内で文通をしていました。エリザベス即位後、彼は女王の寵臣となります。やがて彼の妻が不審な死を遂げます。裁判では妻の死因は自殺とされたがロバートによる妻の殺害説が噂され、エリザベスは却ってこれで結婚すると自分も殺人犯だと思われると考えた為、結婚しない決意を固めたと言われています。(この事故が起きる前にロバートはスペイン王に自分がエリザベスと結婚した暁にはイングランドをカトリックに戻すと勝手に約束しています。妻はいなくなるって言っているようなものですね)勿論、この事が後からバレてエリザベスは憤慨します。彼は女性関係も非常に派手。浮気はするわ裏切るわ妻殺すわ?なのに彼が死んだときエリザベスは数日自室に立てこもり、命を心配した家臣がドアを打ち破ったそうです。悪い奴と知りながら引き離すことができなかったようです。彼女が生涯独身を貫き通した本当の理由は、この男のせいかもしれません。


[エリザベスの育て親・キャサリン・パーについて]
エリザベスはヘンリー8世の最後の妻・6人目の「キャサリン・パー」により養育されています。キャサリンバーは夫を病気で亡くした後、ヘンリー8世の3人目の妻のジェーン・シーモアの兄トマス・シーモアと交際していましたがヘンリー8世に見初められ結婚、王妃となりました。彼女は王の看護、子供たちの教育にも大変熱心で自身の役目を立派にこなした王妃です。ヘンリー8世の死後トマス・シーモアとようやく結婚。エリザベスはトーマスとキャサリンに引き取られます。しかしトマス・シーモアは、キャサリンの妊娠中に王女エリザベスの寝室に出入りしているところを見られ、結局エリザベスはシーモア家から出ていくこととなりました。翌年キャサリンは女児を生むと産褥感染症にかかりこの世を去ります。子供の頃から母親のように面倒を見てくれたキャサリンとエリザベスの二人の関係を考えると非常に残念です。しかし若いエリザベスにとっては、きっとこの先の大変な教訓になったであろう事は間違いありません。※キャサリン・パー 1548年9月5日(35-36歳)スードリー城にて没する。

※エリザベス続編→エリザベスゴールデン・エイジ
※エリザベスとその父・詳しい記事はこちら→チューダーズ <ヘンリー8世 背徳の王冠>
※エリザベスの母アン・ブーリン関連の作品→ブーリン家の姉妹

エリザベス [DVD]


[監督]
シェカール・カプール
[出演]
エリザベス1世・・・・・・・・・・・ケイト・ブランシェット
ロバート・ダドリー・・・・・・・・・ジョセフ・ファインズ
フランシス・ウォルシンガム・・ジェフリー・ラッシュ
ウィリアム・セシル・・・・・・・ リチャード・アッテンボロー
ノーフォーク公・・・・・・・・・・・クリストファー・エクルストン
アランデル伯・・・・・・・・・・・・エドワード・ハードウィック
メアリ・オブ・ギーズ・・・・・・・ファニー・アルダン
アンジュー公・・・・・・・・・・・・ヴァンサン・カッセル
ローマ教皇・・・・・・・・・・・・・ジョン・ギールグッド
ジョン・バラード・・・・・・・・・・ダニエル・クレイグ
侍女カット・アシュレー・・・・・エミリー・モーティマー
イザベル・ノリス・・・・・・・・・・ケリー・マクドナルド
メアリー1世・・・・・・・・・・・・・キャシー・バーク
フランス大使ド・フォア・・・・・・エリック・カントナ
スペイン大使アルヴァロ・・・・ジェームズ・フレイン
ガーディナー司教・・・・・・・・・テレンス・リグビー
サセックス伯・・・・・・・・・・・・ジェイミー・フォアマン

※受賞※
[アカデミー賞] メイクアップ賞
[ゴールデングローブ賞] ・主演女優賞(ドラマ部門)(ケイト・ブランシェット)
[英国アカデミー賞] 主演女優賞(ケイト・ブランシェット)・助演男優賞(ジェフリー・ラッシュ)・作曲賞・撮影賞・メイクアップ&ヘアー賞 ・英国作品賞
[放送映画批評家協会賞] 主演女優賞(ケイト・ブランシェット)ブレイクスルー賞(ジョセフ・ファインズ)



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★☆ひらりん的映画ブログ☆★「エリザベス」「真冬にケイト特集」第4弾。
主演はケイト・ブランシェット。彼女は近々公開のブラッド・ピット主演の「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」にも出演。ここから何本か「ケイト・ブランシェット特集」も行う予定ですよーーー。


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