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2017-04-15(Sat)

ジャージーボーイズ/ザ・フォー・シーズンズのミュージカル映画

2014年 アメリカ
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1960年代のアメリカで人気のあったロック・バンド、ザ・フォー・シーズンズの伝記作品です。彼らの物語は、2005年にアメリカの劇場でミュージカルとして登場後、ブロードウェイに進出、そして映画化となりました。予想以上に驚きと満足感が得られた作品です。ミュージカル映画とはいえ、セリフを歌にしてストーリーが進行するわけではありません。では、どの分類?と考えると、やっぱり、ミュージカルなんです。気持ちよく「聴ける」一品。一番驚いたのは、監督のクリント・イーストウッドの作風の幅の広さです。つまり、「こんなのも作れるのだ」と。作品中で時折、バンドのメンバーが、自らナビゲートをするんですが、なかなか斬新です。映像はセピアカラーを強めにして古い時代を演出。歴史的なヒット曲が生まれた背景には、どのような事があったのか。主役となっているフランキー・ヴァリの類稀な歌声と、その声にマッチングな曲を作るボブとの運命的な出会い。 グループ内の確執や私生活まで再現。おまけに登場人物にジョー・ペシが出てくるんですね。『グッドフェローズ』でアカデミー助演男優賞を受賞した、あのジョー・ペシです。俳優の「は」の字もなかった十代の頃に、彼らと親密であったこと、何十年経っても、そのうちのメンバーの一人と、関係を継続していること。人生って面白いって思ってしまいました。彼らの曲は次々ヒットし成功を収めますが、全て順調だったわけではありません。ヴァリは、メンバーの脱退や不幸を乗り越え、ソロでの活動もスタートさせます。ドラマの締めくくりに「君の瞳に恋してる 」を、バラードでしっとり歌い上げ、バッグのカーテンが開くと、オーケストラが登場。誰もが知っているサビは気分を高揚させてくれます。これで、映画は幕を閉じるのかと思ったら、さらに20数年後、ロックの殿堂入りを果たし、白髪だらけの4人が再び再開するところまで飛ぶ。互いに肩を抱きあうシーンに、ストーリの節々で彼らが語っていた、ジャージー州出身の男のポリシーを垣間見るのです。

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4人が集結して舞台で歌うところまでで、フルコースをデザートまでたいらげた気分なのに、さらにオマケが付いてきます。フルーツ乗せのバケツババロア出されたような気分。てんこ盛りの大サービスです。歌とラストのダンスが終了すると、映像を静止せず、ポーズを決めた俳優さんたちを静止させて、一人一人を撮っていく。こんな舞台っぽい雰囲気づくりって粋です。監督の才能とキャリアの賜物ですね。そうそう、監督ご自身も、1秒程出演していました。お茶目ですね♪ 御年86才、クリント・イーストウッドの新しいものへの挑戦は、まだまだ続きそうです。

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管理人はダンスする爺が好きです。(前面右、クリストファー・ウォーケン

 

ザ・フォー・シーズンズは知らなくても、彼らのヒット曲の何曲かは知っている、又は、聞いたことがある。というぐらい有名です。素晴らしい声を持つ主人公、フランキー・ヴァリと仲間たちのヒューマンストーリー。きっと、この映画を観たら、彼らの曲が、今まで以上に、素敵に聴けるのではないでしょか。

ジャージー・ボーイズ [DVD]


[監督]
クリント・イーストウッド

[出演]
フランキー・ヴァリジョン・ロイド・ヤング
ボブ・ゴーディオ エリック・バーゲン
ニック・マッシマイケル・ロメンダ
トミー・デヴィートヴィンセント・ピアッツァ
ボブ・クルー(プロデューサー)マイク・ドイル
ジップ・デカルロ(マフィアのボス)クリストファー・ウォーケン
メアリー・デルガド(妻)レネー・マリーノ
フランシーヌ・ヴァリ(娘/17歳時)フレイヤ・ティングレイ
ジョー・ペシジョーイ・ルッソ
ロレインエリカ・ピッチニーニ
ジョー・ロングロブ・マーネル
アンソニー・カステルチオ(フランキーの父) ルー・ヴォープ
メアリー・リナルディ(フランキーの母)  キャサリン・ナルドゥッチ
ウェイトレスフランチェスカ・イーストウッド(クリント・イーストウッドの娘)


※有名どころのハリウッド俳優が、クリストファー・ウォーケンぐらいしかいないと思っていたら、舞台俳優ばかりを起用していたそうです。しかも、ヴァリ役のジョン・ロイド・ヤングは彼自身、ブロードウェイデビュー作であり、この役を演じた俳優さん。トニー賞他、数々の賞を受賞しているんです。堅固なキャスティングでした。 それと、ちょっとだけ、娘さん出演してましたのね。フランチェスカさん。思わず見なおしてしまいました。




[フォー・シーズンズとフランキー・ヴァリ]
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フランキー・ヴァリは1934年5月3日生まれ、フォー・シーズンズのリード・ヴォーカル。ファルセットの歌声で知られている。ニュージャージー州ニューアークで理容師の家で育ち、7歳の頃、フランク・シナトラの公演を観て以来、歌手を志すようになる。業界で自立するまで父親と共に理容師として働いた。1951年、トミーと他の2名で結成されたバラエティ・トリオとしてプロとしての活動を開始。ヴァリの歌を聴いた彼らがヴァリをグループに引き入れた。1952年後期、トリオは解散。ヴァリとトミーはニュージャージー州ニューブランズウィックにあるザ・スタンドのバンドの一員となった。ここではヴァリはベースと歌を担当。1953年、フランキー・ヴァレイという名で1枚目のシングルを発表する。その後、ヴァリとトミーはザ・スタンドの座付きバンドを辞めたのち、他のメンバーと「バリエイトーンズ」を結成。1956年、バック演奏のオーディションでニューヨークのレコード会社のピーター・ポールの目に留まり、RCAレコードのオーディションを受けることとなる。そして「フォー・ラヴァーズ」と名を変え、何枚かのシングルとアルバム1枚分の楽曲をレコーディング。1956年、『You're the Apple of My Eye 』を発表したが、そこそこのヒットで終わる。ここまででメンバーは度々入れ替わっている。1959年、キーボード奏者で作曲家のボブがメンバーに加わった。翌年、「フォー・シーズンズ」と改名。そして1962年の『シェリー』を始めとして、その後、次々とヒットを飛ばすこととなったが、わずか3年後の1965年、ベース奏者で編曲者のニックが脱退。そして映画でも描かれているように、トミーも金銭面での問題を起こして脱退。ヴァリは多忙なこの頃に、娘もドラッグで失ってしまう。その後もフォー・シーズンズはメンバーの入れ替わりこそ激しかったが、現在でも活動を続けている。また、ヴァリはソロでの活動でも成功を収めている。1990年に、ロックの殿堂入りを果たし、1960年から1966年までのメンバーの、ヴァリ、トミー、ニック、ボブが舞台に上がった。1999年にはヴォーカル・グループの殿堂に殿堂入りした。世界中で1億枚以上の売り上げを誇り、現在でも最も売り上げの高い音楽グループの1つとされている。




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And This Is Not Elf Land/トミー・デヴィート語る
トミーの奥さんと娘さんは、初めてブロードウェーでJBを見たとき、泣いてしまったそうです。「パパがあんな酷い描かれ方をしているなんて!」(気持ちはわかる…)でも、トミーは「あのミュージカルのお陰で、俺には多額のお金が入ったんだ!お前たちは、俺に金が入るのが気に入らねえのか!?」と一蹴しました。(好きだな~!それでこそトミー・デヴィートだよ!!)トミーは、JBは自分のキャラクターがなければつまらない話になっていただろうということは十分に理解しているのでした。(そのとおりです)





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