アクセスランキング
2014-10-30(Thu)

ルートヴッヒ/夢の城を造り続けたバイエルンの君主

2013年 ドイツ
ルートヴィヒ19世紀初めから20世紀初めまで存在した、ドイツのバイエルン王国。その3代目の君主「ルードヴッヒ2世」がこの作品の主人公です。ディズニーランドのシンデレラ城のモデルともいわれている「ノイシュヴァンシュタイン城」を建てた人物で、お城のイメージどおり、夢想の一生を送った方です。、混乱の時代のドイツにおいて、現実世界の問題に対し、一国の君主として、若いときは多少努力はしたものの、年齢を重ねるにつれ、ついには、君主としての役割を果そうとせず、引きこもり、実用性のない城を借金をして建築し自分の世界を作る事だけに固執した「狂王」と呼ばれた「堂々たる変人」。この方だけで十二分にお腹いっぱいなのですが・・この作品には、さらに、彼に関与する歴史的に知られる有名人物が数名登場するのです。まずはルードヴッヒ2世の従兄弟でもあり親友である、フランツ・ヨーゼフ1世の妻「オーストリア皇后のエリザベート」(愛称シシーで有名です)。それと、この時期より後世に世界的に名を残した音楽家の「リヒャルト・ワーグナー」(音楽室にいます)。それと、ナポレオン1世の弟の子で、当時のフランス第二帝政の皇帝の「ナポレオン3世」、そして、オーストリアを排除した形の、ドイツの統一を目指したプロイセン王国首相で、鉄血宰相と言われた「ビスマルク」まで。ルートビッヒ2世だけではなく、彼と関与したこれらの人物にも夫々記録が残っているので、彼との関わりと、その時期を想像しながら観ることができるのが非常に面白いです。歴史に詳しくないと、作品の中で語られる、時代の動向を反映させた会話を全て理解することはできないとは思いますが、あとから調べるもよし、あるいは聞き流すのもアリです。ちょっと詰め込みすぎで濃すぎる感がありますが、一人の男の人生として鑑賞すれば、とても単純です。しょうもない我侭な王ですが、彼の繊細で中性的な感性は別の時代で別の環境で生まれていたら芸術家として成功したのかも?しれません。歴史映画としては、当時のドイツの状況をよく伝えており、脚色も少ないので、お勧めできる一本です。

主人公の父バイエルンの王「マクシミリアン2世」は、1832年、12世紀に建設されたが廃墟になっていた城を購入し、数年かけ、この城を改築し移り住んだ。これがホーエンシュヴァンガウ城である。この地域は「シュヴァンガウ」という地名で、直訳すると「白鳥の里」を意味しており、リヒャルト・ワーグナーのオペラ『ローエングリン』で有名な「白鳥伝説」ゆかりの地であるという。建物内は伝説にちなみ、至る所に中世騎士伝説の壁画や「ローエングリン」の壁画が描かれていた。外装は、おとぎ話の中に出てきそうなメルヘンチックなお城です。王太子ルードヴッヒ2世は幼年時代を、この城で過ごした。そして15歳の時にワーグナーの歌劇「ローエングリン」を観たことで、白鳥の騎士「ローエングリン」に憧れ、ワーグナーを崇拝するようになっていた。父親には質素で厳しく育てられたが、美貌に恵まれ、芸術を愛し、繊細でロマンチスト。そして弟のオットーとは非常に仲が良かった。しかし、ある日突然、尊敬していた父が亡くなってしまう。ルードヴッヒは父の死を悲しむ間もなく18才で戴冠式を迎えた。

tyanoo-img313x301-13766556915o2zot76802.jpg
お気に入りのルイ14世                ゾフィーからのプレゼント              実はフィギュア好き??

彼と故意にしていたのは幼馴染のエリーザベート。彼女はオーストリア王のフランツ・ヨーゼフと結婚していたが、従兄弟であるルードヴッヒと仲が良かった。エリーザベートは彼に自分の妹のゾフィーとの結婚を薦めます。それが勤めと彼は言われるまま婚約をするのですが・・。

tyanoo-img397x387-1392465445ozmoaj72190.jpg
大臣のプフォルテンはかつてワーグナーと敵対関係にありました。  書記官補佐だったヨハン・ルッソはワーグナー好きだったことから大出世 

王になったルードヴッヒがまず行ったこと。それは王の部屋の改修。室内は植物で埋め尽くし、尊敬していたフランスのルイ14世の金の像を配置。彼は日常からその像に話しかけていた。そして当時、革命を扇動するとして追放されていた作曲家「リヒャルト・ワーグナー」を探し出させて城に呼び寄せた。それまで不遇続きのワーグナーは、この2週間前まで自殺を考えていた。彼は、後に有名になる作品も多く完成させていたが、まだこの頃はそれが認められることはなく、派手な金遣いもあり借金に苦しんでいた。そんな彼にとっては、この招待は願ってもいないことであった。彼の借金は国庫から支払われ、屋敷を与えられ、高待遇を受けるようになる。やがて、ルードヴッヒは国庫の負担でワーグナーの「トリスタンとイゾルテ」の上演を成功させます。しかし、財政が厳しい状況下にあって、ワーグナーへの特別な待遇は宮廷勢力から激しく批判されることになる。

10570497_690376701037212_2525062127656702125_n.jpg
迎え入れられたワーグナー             子供達に音楽で平和を唱えるルードヴッヒ    成功したトリスタンとイゾルテ」の上演

当時、ドイツは統一を巡り、(ドイツ民族以外の人民が多数占めるオーストリアを排除したいプロイセン→小ドイツ主義と、オーストリア帝国を含む旧神聖ローマ帝国をドイツと見なすとしたい→大ドイツ主義が対立)オーストリアとプロイセンの宰相ビスマルクが主導し争っていて、芸術を楽しんでいる場合ではなかったのです。その状況の中、ルードヴッヒは、争いを嫌い「芸術には誰もがひれ伏す!」と言って芸術に偏執し続けた。しかしバイエルンはプロイセン側につくのか、オーストリア側に付くのかと板挟み状態であった。小国であるがゆえ避けることができないという窮地に追い込まれ、政治家達が頭を抱えているのをよそに、彼は現実を見ようとしなかった。理想論をいくら唱えても何の解決にもならなかったのです。

10570497_690376701037212_2525062127656702125_n_20141029135458e29.jpg
プロセインが「どっちにつくんだよ!」と。    ワーグナーの「悪魔の囁き」          後に摂取として誠実に働いた叔父のルイトポルト

一方、ワーグナーは、政治にも口出しするようになっていた。「政治家達を総取替えしましょう♪」とルードヴッヒに提案?するも、流石にこれには無理であることを彼は理解していたようで、ワーグナーの言いなりにはならなかった。しかし官邸内外、ワーグナーに反感を持った人々による内乱の危険を懸念した大臣に革命が勃発すると脅かされ、さらに弟のオットーにも責められ、とうとうルードヴッヒは苦渋の決断をする。ワーグナーに一時追放令を出し、自身は王を退位すると言う。さすがのワーグナーも自分の為に退位することはないと告げ、バイエルンを後にするのです。彼がいた期間はたったの1年ほどでした。その後、いよいよ参戦を認めざるえなくなっても、なかなか調印をしないルードヴッヒ対しオットーはさらに責め立てる。結局、どうにもならず、王は、殴り書きするように調印した。バイエルンはエリザベートの妹と婚約したこともあり、オーストリアについて参戦。(普墺戦争)これを認めた事で王は、ベルグ城に閉じこもってしまう。そんなある日、前線に赴いた弟のオットーが血だらけになって立ちすくむ幻を見ると、もうその精神は耐えられず、今度は、国王が所有する島「ローゼン島」に泳いで渡り、さらに引きこもる。非常時に突然国王の姿がなくなり家臣たちは大慌て。心配し探しに来た主馬寮長官であり、私設秘書であるリヒャルト・ホルニヒに会うと、ルードヴッヒはリヒャルトに自身の夢想の続きの行為をしてしまいます。あらら・・なーんてことでしょう。ルードヴッヒは、ホモセクシャルだったのです。

10570497_690376701037212_2525062127656702125_n_20141029144101908.jpg
責め立てる弟のオットー               ドアの前で血だらけの弟の幻を見る        リヒャルト 色気のある男です。

戦争はあっという間に決着がつきます。オーストリアは敗北し、ドイツ連邦から締め出された。バイエルンはプロイセン側の配慮により、王国は維持でき、攻守同盟を結ぶことが条件となった。しかしこの王様、戦争に負けたらリスクを背負うことすら理解していません。(タダを捏ねます)戦争中、自分は島に引きこもり、本拠地を不在にしていたのにも拘らず、戦後の交渉ごとに大臣が調印したことに腹を立てて罷免してしまうのです。
この戦争で、プロセインに併合され廃位された国もある中、バイエルンはそれを免れているのに全く判っちゃいません。かわいそうなプフォルテン

1867年、ルードヴッヒはゾフィーと正式に婚約します。婚礼馬車はきんきらりんの御伽噺に出てくるような馬車。シンデレラもビックリです。しかし、同性愛者の彼にとって女性は嫌悪する存在。(ここでは、彼はまだ、それに気づいていない事になっています。)ゾフィーはワグナーを招待したいといいます。

tyanoo-img313x301-13766556915o2zot76802_20141029173124843.jpg
ゾフィーと正式に婚約                この後一回目のフランス訪問をする    ローエングリンは私のものと言う王にワーグナーは・・

ワーグナーはルートヴィヒ2世の援助を受けて、彼が長く夢見てきた自身の作品のためのオペラハウス「バイロイト祝祭劇場」の建築を始めて、バイロイトへ移住します。同年、王は、ゾフィーとの結婚に向けて「ローエングリン」を公開させるべく再びワーグナーを官邸に呼び寄せました。、しかし、王が「ローエングリン」の配役をワーグナーに無断で変更したことで口論となりワーグナーと決別。続いて、彼はゾフィーとの婚約も破棄してしまう。これに対しエリザベートは大層怒り、彼女にも絶縁されてしまいます。

tyanoo-img313x301-13766556915o2zot76802_20141029174322ea0.jpg
ウギョギョギョエ~って表情です。        これでホント世継ぎを作るつもりだったのでしょうか?   ねぇ、エリザベート。

この頃、プロイセンとフランスがヨーロッパの覇権をかけた争いで対立していた。フランスを愛していたルートヴィヒはフランスに2度目の訪問をする。再びナポレオン3世に会い、戦争をしないように働きかけますが・・。けしかけているのはプロイセンのほうで、妥協策を提唱したが無駄であったことを告げられます。願いも空しく普仏戦争は勃発する。バイエルンは、普墺戦争で敗北したときに軍事協力をする約束をしていたのでプロイセン側について参戦せざるえません。結果、プロイセンが勝利を収め、ナポレオン3世は捕虜となります。これによりプロイセン王が初代のドイツ皇帝になります。バイエルンは統一ドイツ連邦に参加することになりますが、事実上は、プロイセンの傘下になったということになります。ドイツ建国に際してヴェルサイユ宮殿で、会合があるのに、ルートヴィヒは、自分が「ドイツの皇帝にならないのなら出席しない」と大バカな事を言い出す始末。事前に出向きビスマルクに会ったのはヨハン・ルッソと弟のオットーでした。

tyanoo-img313x301-13766556915o2zot76802_20141029182509469.jpg
ナポレオン3世                     ビスマルクに食いつく狂ってしまったオットー。 国と兄を思う彼がけなげに撮られています。

とうとう、完全に国務を投げ出したルートヴィヒ2世は「今より素晴らしい世界を作る」と拠点ミュンヘンを出て行きます。そして1869年からノイシュヴァンシュタイン城の建築をはじめると、1874年にはヴェルサイユ宮殿内のトリアノン宮殿を手本にしたリンダホーフ城の建築を開始し、こちらを先に4年で完成させました。ルートヴィヒがここにいるときに、旅行中のエリザベートが来訪しています。久方ぶりでした。この城を完成させた同じ年の1878年にはベルサイユ宮殿を模したヘレンキームゼ城を作り始めます。ノイシュヴァンシュタイン城に関しては17年後にようやく住めるようになったわけですが、これほどの短期間に小国であるバイエルンが3つの城を同時に建築するなど狂気の沙汰です。ルートヴィヒの後押しによりバイエルン首相にまでなったヨハン・ルッソですが、戦争の賠償金に加え、止まらない王の浪費。そしてバイエルン国内は恐慌により経済は疲弊。 これを立て直さなければなりません。国の財政を圧迫しつづけるルートヴィヒに待ち構えていた運命は・・・・。

リンダホーフ城の完成から12年後。ルートヴィヒは宮廷劇場の舞台の美術担当していた画家のデザインで建てられた「ローエングリン」に出てくる城を具現化した「ノイシュヴァンシュタイン城」に移り住みます。物語はここから一気に終焉にむかいます。彼は太った中年となり、若かりし頃のイメージはなく、昼夜逆転の生活を送っています。顔には常に金のマスクを当てて、自分の姿を直視させなくなっています。従僕は肩より低く頭を垂れ、テーブルには ルイ14世と ワーグナーが座っていて食事をとり話をしていますが、次のシーンでは、そのテーブルには彼一人だけで誰もいません。家来の服装はフランス17世紀の貴族のような格好にさせられ、時代がまるで逆戻りしているような光景です。そして、こんな中で、城の施設代金も払えずにいても、なおかつ借金をして金を捻出しようとする。こうした中、遂に議会が動きます。彼がこのお城で過ごしたのはたった102日間でした。精神科医はルートヴィヒをパラノイアのために統治能力がないと鑑定しました。彼は廃位となり、ベルク城に軟禁されます。

翌日、ルートヴィヒは散歩に出かけたいと話し、彼は精神鑑定を行った医師と散歩に出かけ、そして帰らぬ人となります。

429250_274981559243397_487619471_n.jpg
   ノイシュヴァンシュタイン城

[あとがき]
非常に細かい演出が多く施されており、しっかりと丁寧に作られています。143分と長い作品ですが、よくこんなに詰め込んだものだわ、と感心してしまう仕上がり。数人の家来や側近達が主役に負けないほどの存在感をみせています。なかでも、実際には王と清い関係ではなかった「リヒャルト・ホルニヒ」 映画の中の彼の男性的な色気には目を奪われます。この役者さん仕草が少し若いときのジュード・ロウに似ている感じがしました。小柄な弟のオットーは見ていて切なかったです。史実上の彼に関してはあまり記録がなく、「農民を銃で撃つのが習慣だった」などと、とんでもない(信憑性がない)伝説があるそうですが、記録を残さないということは、精神病はかなりの重症だったのかもしれません。そして最初は目立たなかったのに、徐々にその存在が大きくなっていき、ラストを印象的に飾った、王に忠実な従僕のマロニー。この3人は、この作品の重要人物です。鑑賞の際には是非注意深く観察して観て頂きたいと思います。ルードヴッヒも、弟同様に年齢を重ねるにつれ、だんだんと精神病の症状が重くなっているわけですが、バイエルンという国はそれまで比較的平和だったせいか、こんな君主であっても、支え仕えて、王位を揺るがそうと策略を企てる人物が登場しません。この映画から私は、この国の人々の忠実な民族性を感じました。作品に関して、たった一つだけ我侭を言うなら・・エリザベートがおばちゃんくさいのが残念でした。実際の彼女も変わった性格の持ち主ですが美しい方なのです。旅行先で夫より先に死んでしまいますが、自由に生きられた分ルートヴィヒよりは幸せでした。彼女を題材にした映画もあるので、いつか紹介したいと思います。最後に、その後のドイツ、オーストリアですが、この後約40年程は平和な時代が続きます。しかし1914年、サラエボでオーストリア=ハンガリー帝国の皇太子夫妻がセルビア人により殺されます。エリザベートの夫「フランツ・ヨーゼフ1世」は皇帝であり、皇太子の叔父でしたが、これをきっかけにオーストリア・ハンガリーがセルビアに戦線布告。第一次世界大戦の引き金となります。フランツ・ヨーゼフ1世は少しですが、以前ご紹介した「太陽の雫」に登場しています。


[監督]
マリー・ノエル
[出演]
ルートヴッヒ2世       ザビン・タンブレア
ルートヴィヒ2世(中年期)  セバスチャン・スキッパー
リヒャルト・ワーグナー    エドガー・セルジュ
オットー            トム・シリング
エリザベート         ハンナー・ヘルツシュプルンク
ゾフィー            ポーラビール
リヒャルト・ホルヒニ      フリードリヒ・ミッケ
ヨハン・ルッツ         ユストゥス・フォン・ドーナニー
ルイトポルト          ウーヴェ·アダム



★外部関連記事★

MAJIK MIRROR/【映画】「ルートヴィヒ(Ludwig II)」(2012)から色々と思い出した件
私がルートヴィヒ2世に興味を持ったのは、この荒れるヨーロッパ、特にドイツの中で、どうしてルートヴィヒ2世は「太平楽」(たいへいらく)と考えられるほどのんきを貫き通したのか、と言うことです。と言いますか、「太平楽」を貫き通せるほど現実は寛容ではなかったと思います。では彼は、どう政治に関与したのか、ドイツ統一戦争に飲み込まれていったのか、が知りたかったのです。

スポンサーサイト
ブログ内検索
ブログ内ページランキング
外部アクセス元ランキング
プロフィール

ちゃのりん

Author:ちゃのりん
映画から歴史を探るのが好きです。
俳優&映画紹介と、ノンフィクション映画の実在の人物像も探ります。


★好きな俳優★

ジョナサン・リースマイヤーズ

ssssj.jpg


お気楽ブログ55011enn_20150420222943fef.jpg


アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
225位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
洋画
21位
アクセスランキングを見る>>

にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ
にほんブログ村 歴史ブログ 世界史へ

新作映画情報「ぴあ映画生活」ドラマ
アクセスカウンター



RSSリンクの表示


お役立ち
ブログ翻訳
favorite
・★前田有一の超映画批評★

・映画ライター渡まち子の映画評

・死ぬまでに一度は行ってみたい場所

・イナダ・ラングエイズ研究財団(ILFAR)稲田頼太郎

・NPO法人イルファー稲田頼太郎
(One Coin のご寄付を!)

・薬屋のおやじのボヤキ

・世界飛び地領土研究会
・欧州:世界遺産めぐり

・不思議館 古代の不思議

・KIKIの今日

・面白いおすすめ映画20選!騙されたと思って観て欲しい【最新版】

・歴史上の人物の選択から自分の人生を考え直す

カテゴリ
最新トラックバック
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

アクセスランキング