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2013-11-03(Sun)

ニューワールド コリン・ファレル

2005年 イギリス/アメリカ
ニュー・ワールド西暦1607年。イギリスのエリザベス1世が没して4年目。アイルランド王、兼イギリス王の
ジェームズ1世統治の時代で入植初期の頃のアメリカが舞台となっているフィックションです。イギリスからヴァージニア入植地に開拓に来た男と、インディアンの女性とのロマンスを描いた作品。実写版ポカホンタスですね。素敵なピアノの音楽と平行しながら、各登場人物達が自分の目腺で、まるで詩を読むようにストーリーは流れていきます。

ヴァージニア州に船を乗り入れたイギリス人。たどり着いたその場所を、入植の拠点にした。 船の中には、後にポカホンタスの恋人となるスミスが乗っていたが、彼は囚われ人であった。船を降りて、すぐ処刑されるところを恩赦により救われた。入植者達は先住民に対して襲撃や略奪をせずに入植地を開こうと、砦を築き畑を耕し、先住民と共存しながら新天地を築こうとしていた。言葉は通じないが、先住民は彼らに好意的であり、砦を作っているその中に、めずらしげに接触してくるが、少しの諍いから、イギリス人の一人が先住民の一人を殺してしまう。この事で彼らは信頼を失ってしまった。しかも砦では食料も底をつき倒れる者もでてきており、この事態を早急に何とかしなければならない状況に陥ってしまっていた。先住民との関係を修復し彼らと交易する為に、彼らの長のところへ行き、交渉に出向くことになったのが、スミスであった。彼は川上にある先住民の村に向かうが、途中で彼らに遭遇し、囚われて村にたどり着く。スミスは交渉を試みたが彼らに理解されず、殺されそうになったところを、酋長の末娘ポカホンタスが身を乗り出し助けた。スミスは村に留まる事となった。

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先住民達の暮らしは安らぎと平和を感じるものであった。、やがてスミスはポカホンタスと恋に落ちる。二人の仲を知った彼女の父でもある酋長は、春になってイギリスの船が来たら彼が祖国に帰ることを条件にスミスを開放した。こうして彼は戻ったが、砦は食糧難による状況がさらに深刻になっていた。飢えても金を堀り続け、魚は消え、病気が蔓延し、死体の手を食らう。スミスはポカホンタスの事を想うと、ふと川上の村に帰りたいとさえ考えた。しかし砦の人間を見捨て離れることはなどできない。そんな最悪の状況の中、突然彼女が一向を連れ食料を運んでやってきた。砦にいる人々は彼女に感謝したが、スミスは酋長の怒りをかうと彼女の事を心配した。住む世界が違う彼女との恋を、かなえられないと感じ別れを促すが、互いの想いは消せるはずも無く季節が春になる頃にはスミスは再びやり直したいと考えるようになる。しかし、春を過ぎてもスミスがイギリスに帰国していないことが先住民に知られてしまい、ポカホンタスは、砦にインディアン達が攻めてくるので逃げて欲しいと伝えにきた。しかし逃げる場所などない。この頃には砦は最悪の状況を脱していた。スミスは彼女を砦に引き止め、一緒にいることを望んだが、彼女もまた仲間を裏切る事ができず村に戻ってしまう。

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翌日、インディアンとの戦いがはじまった。この戦いでポカホンタスの兄でもある酋長の息子が死んでしまう。密告者となった自分の娘を酋長は殺せず追放する。先住民と砦側で「胴製のシチューなべ」とポカホンタスは交換された。彼女がいれば砦を攻めてくることがないとイギリス側は考え彼女を買ったが、彼女を捕虜とする事に反対したスミスは反逆者とされ、地位を剥奪され重労働に課せられた。砦に着いたポカホンタスはスミスの作業場に行くと、彼女を傷つけたくないと別れを考えながらも、ポカホンタスを抱擁し彼女も寄り添う。ポカホンタスにとっては再び幸せを感じる状況となったが、それもつかの間、今度は国王から、彼にインド航路の地図を作るようにとの依頼がくる。そんな事を知らない彼女には世話係の女性がつき、彼女も砦での生活になじもうとしていた。やがて彼は黙って去ってしまう。2ヶ月経ったら彼女に「自分は死んだ」と伝えるようにと仲間に伝え旅立ってしまった。泣き崩れたポカホンタスに2ヵ月後、本当の悲しみが訪れる。

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徐々に大きくなっていく砦では入植者が増えていた。その中で彼女に好意を寄せる男性、ロルフが現れる。世話係りの女性にも励まされ、彼といっしょに仕事をするようになり、やがてプロポーズを受け結婚する。子供が生まれ平凡で幸せな家庭に恵まれた。そして、ある日夫婦はイギリス陛下に招待され彼女は主賓として呼ばれた。出発の前、彼女はスミスが生きてイギリスにいることを知る。

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ポカホンタスはイギリスに渡り、王に謁見。スミスとも会います。3人の心の行く先は・・・

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詩のような語りと音楽と映像の三融合で綺麗に纏まっています。初期の入植者の苦労と、先住民の戸惑い、登場人物達の苦悩と迷い、恋心が切なく表現されています。長い争いの中で、きっと現実に先住民と恋に落ちた人がいたのだろう、とか、先住民が親密な友人となった人もいたのだろうとか、当時の人々に思いを馳せます。悲しくも清清しいエンディングも見事でした。
※注)恋愛物ジャンルを好んで観る方でないと、ひょっとしたら映像と音楽の心地よさで途中で寝てしまうかもしれません(?)

ニュー・ワールド コレクターズ・エディション [DVD]

[監督]
テレンス・マリック
[出演]
ジョン・スミス     コリン・ファレル
ポカホンタス      クオリアンカ・キルヒャー
ジョン・ロルフ     クリスチャン・ベール
ニューポート      クリストファー・プラマー
ポウハタン       オーガスト・シェレンバーグ
オペチャンカノフ    ウェス・ステューディ
ウィングフィールド  デヴィッド・シューリス
セルウェイ       ノア・テイラー
ジェームズ1世王   ジョナサン・プライス(ジェームズ1世はスコットランド王でもある→ジェームズ6世)
サヴェージ       ジョン・サヴェージ



バージニア州 ジェームズタウン(英国が北アメリカに建設した最初の永続的植民地)

1379971_529879807086903_576824454_n_20131103185758d98.jpg1607年に3隻の船でおよそ100人の男性の集団が、砦に囲まれた入植地を建設した。(それ以前には、1558年に植民団が送り込まれたが全滅している)名前は英国王ジェームズ1世にちなんで付けられた。彼らの多くは農業より黄金探しに関心のある者が多く、荒野を開拓して新天地を築く気力が欠け、農耕を嫌がり食糧は底を尽き病気が蔓延した。探検家であるジョン・スミスが指導者の一人に指名され、彼らの関心を黄金から作物と家畜に変えることを主張し事態は改善した。しかし1609年にスミスは追放され英国に帰国すると、ジェームズタウンは無秩序に陥いり、その年の冬までに飢えと病気で500人の入植者のうち440名が死亡した。1612年、ジョン・ロルフが新種のタバコの生産を始め、それをロンドンに送り込むと10年足らずでバージニアの主要な収入源となった。その後、ロンドンの会社が人員を送り込み状況は改善され次第に人々は飢えから開放される。

1619年アメリカで最初に選出された代表市民議会がジェームズタウン教会で開催される。しかし議会は次第にポウハタン部族の領土に侵入し武力で略奪をしていく。彼らを侵略者と判断したインディアン達は反撃するようになり、血を血で洗う植民地戦争が始まるが、入植者達が持ち込んだ病原菌により免疫のないインディアンたちは数を減らしていく。1622年、ポウハタン族インディアンによる「ジェームズタウンの虐殺」が起こり当時のジェームズタウンにいた英国人の約1/3にあたる347人が殺された。ジェームズタウンの入植者達はこの事件の報復として「和平会議」と称してインディアンを招き、毒を飲ませて200人近いインディアンを殺した他、50人を超えるインディアンも直接殺害した。

1699年ヴァージニア植民地政府は、伝染病が発生しやすいとして、近くのウィリアムズバーグに移転した。
現在、跡地には入植当時の要塞や建物、木造船などが再現されている。



◆内部関連記事◆

リンカーン大統領時代のポカホンタス的物語→ダンス・ウィズ・ウルブズ


★外部関連記事★

maukitiの日記 古き良きアメリカ精神を生み出したジェームズタウンの『飢餓期』
そんな輝かしいバージニアのどん底からの成り上がり物語ではありますが、やっぱり「負の歴史」でもあるわけで。それはタバコを贈られ一発逆転の契機となったはずのインディアンとの血みどろの戦いでもあるし、またそんなタバコや綿花の大量栽培には単純労働を担う「奴隷」こそが最適解でもあったからです。かくしてそこで彼らはその自立意識をイギリスから独立した形での独自の「奴隷の法制化」という形で実現させ、強大な南部農園主たちが生まれることでその果てにあの南北戦争へと繋がることになるのです。

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