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2015-06-03(Wed)

メリー・ポピンズ/スプーン1杯の愛情があれば

1964年 アメリカ
メリー・ポピンズ先日「ウォルト・ディズニーの約束」を観た。メリー・ポピンズの映画製作秘話です。鑑賞しながら、はて、「メリーポピンズってどんな物語だっけ?」子供の時に1回見ただけで乳母の魔法で子供が喜ぶという記憶しかない為、再び見ることに。完成した作品を観て涙した原作者パメラの心情が、どのような思いだったのかは本人にしか判りませんが、ディズニーがその熱意で20年間も諦めず、彼女に交渉を続けていたことに納得。長い歳月の間にさらに映画のイメージが膨らんでいったのだろうと想像します。彼女の思惑とは違っていたかもしれないけれど、この作品はこれでいいじゃないのと思いました。私にとって一番の収穫だったのは遠い昔の記憶が蘇った事。子供の頃、煙突掃除人のダンスシーンに目が離せず見入った記憶です。このシーンはカメラワークも細かな演出も映像美術も見事。一人ひとりを撮らず、全体を長いタイムで撮る。カットが少ない分楽しめます。子供の頃はそんなこと考えて見入っていた訳ではないけど、いい場面は年数を経ても記憶に残るのだと嬉しくなりました。

[あらすじ]
1910年のロンドンに住む、ある家族の物語。銀行家の父バンクスと女性参政権運動をしている母ウィニフレッドと姉のジェーンと弟のマイケル。裕福な家庭のイギリスの子育てはナニー(乳母)にお任せが常識。しかし、この二人の子のいたずらに手を焼くナニーは次々に辞めちゃうんです。夫婦は新しいナニーを募集することに。子供達も希望を父親に紙に書いて渡す。内容は「明るく元気で私たちを可愛がってくれる人。いろんなゲームを知っていて思いやりがあり優しくて綺麗な人。どこにでも連れて行ってくれて歌が上手くて菓子をくれる人。イジワルしないでひまし油を飲ませないで、煎じ薬のにおいがしない人。叱ったり威張ったりしなければ、私たちもいい子にします。乳母さん早くきてください。」

しかし、厳格で気難しいバンクス氏は、こんな条件など聞く耳を持たず、その紙切れを破り捨て暖炉に放りこんでしまう。
紙切れは浮び上がり、煙突から出て空に舞い上がっていった。

翌朝、玄関前にバンクス氏の出した広告を見て面接にきた大勢のナニーが長い行列を作っていた。しかし、突然大きな風が吹き、大勢のナニーたちは一人残らず吹き飛ばされて誰もいなくなる。窓の外の様子を見ていた子供達はビックリしていると、空から大きな鞄を持ったメリー・ポピンズが降りてきた。面接時間になりドアを空けると、面接はメリーのひとりだけ。そして、暖炉に捨てたはずの子供達の書いた紙切れを見せられたバンクス氏は何故、彼女がそれを持っているのか、不可思議なことに気を取られ訳もわからず雇うことにする。彼女は早速子供部屋へ。

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四次元バッグ?                   性格メジャー?                   めだちたがりミラー? 

       掃除を嫌がる子供達にメリーは「嫌な仕事もたのしくやる方法があるのよ」
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       「こまどりは巣作りで休む暇もなく飛び回る。 けれどいつでも明るい歌を忘れない。だから仕事も楽しい遊びのよう」と。

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パートのキャンパスは石畳            絵の中のペンギンのレストラン。         レースに優勝したメリーに歓声。

不思議なメリー。彼女のいる期間は「風が変わるまで」。彼女の大きな鞄からは何でも出てくるし、指をならすだけで魔法のようにお部屋が片付く。散歩に出かけると、彼女の友達の大道芸人パートの書いた絵の中に入って遊ぶ。もう、子供達は楽しくて楽しくて仕方ない。家庭の中も陽気になるのだが、子供を厳格に育てたいバンクス氏は、バカ騒ぎだと怪訝な態度をあらわにする。

そんなある日、バンクス氏はメリーに説教をしようとしたが、逆に彼女の提案に乗ってしまう。子供達を勤務先の銀行に連れていって立派な姿を見せてはどうかというのです。バンクス氏は、翌日に銀行へ二人を連れて行く事にした。一方、メリーは子供達の部屋へ行って、親子関係の補正の為の「仕掛け」をする。子供達に「鳩の餌売りの老女」の話を聞かせるのです。ボロボロの服を着た、みすぼらしい女性です。

「餌を買ってくださいな、1袋2ペンス。」・・・・話を聞きながら二人は眠りについた。

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楽しいと浮いてしまうおじさん           餌売りの老女の話をするメリー          バートの今日の仕事は煙突掃除人

翌日、銀行に行く途中に、あの餌売りの老女がいた。二人が2ペンス持っているので、餌を買いたいとバンクス氏に言うと、彼は「無駄使い」だという。二人はメリーから聞いたお話をしようとすると、拒絶されそのまま銀行に連れて行かれた。、バンクス氏は子供たちに銀行にお金を預けて倹約することを教えたい。二人は銀行の老頭取に会って、お金の使い方や将来のこと、可能性を聞かされ、持っていた2ペンスを預金するように勧められる。しかし子供達は、どうしても、あの餌売りの老女から、鳩の餌を買いたい。とうとう業を煮やした老頭取が無理に預金させようとマイケルから2ペンス取り上げると、マイケルは「お金を返して!」と大騒ぎ。それを聞きつけた銀行内の預金者たちは、口座の凍結をしたのではないかと勘違いして一斉に払い戻しをしようとたちまち大混乱。大騒ぎの最中、ジェーンとマイケルは銀行から逃げ出します。

二人は途中で煙突掃除人の姿をしたバートに会います。二人は彼に父親の事を話します。バートは子供達に、お父さんは孤独なんだよという。バートが子供達を自宅まで送り届けると、母親は出かける間際。メリーがお休みの日だったため、バートに子供の相手と煙突掃除を頼み出かけてしまいます。こうして煙突掃除と子守をする事になったバート。メリーは、目を離した隙に煙突の上に行ってしまった子供達のあとを追う。

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煙突の中は暗くて怖いというジェーンに・・。   煙突の上の世界に行くと煙突掃除人の仲間が大勢集まり、皆で踊り始める。

やがて、家の暖炉から次々出てくる煙突掃除人たち。驚く使用人、帰宅した母親まで踊りだす。そこに帰宅し、驚くバンクス氏。煙突掃除人たちがみんな帰ると、メリーに腹を立てるバンクスだったが、彼女はそんな彼を相手にしません。そして電話の呼び出し音。バンクス氏は今日の騒ぎの件で上役から呼び出されたのです。おおよその予測ができている彼は落ち込み、バートに心の内を話します。するとバートは・・

「子供達が泣いても涙をふいてやる暇もない。幼い二人はたちまち大人になって親元を飛び去っていく。そうなってからでは愛を与えられない」と。

銀行の重役たちに会いに行ったバンクスは案の定、解雇を宣告された。上役の「何か言うことは?」という投げかけに対し、バンクスは子供達から聞いていた、困ったときに言うメリー・ポピンズの魔法の言葉を思い出し、「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」と口走った。すると落ち込んでいた気持ちは吹っ飛び、さらに、子供達から聞いていた義足のジョンのジョークを発すると陽気に銀行を立ち去った。老頭取は、はじめはジョークの意味を飲み込めないでいたが、理解すると、たちまち大笑いしだし宙に浮び上がり、そのまま昇天。

翌朝、風が変わった。メリーは帰るという。さみしそうな子供達だったが、下で二人を呼ぶハンクス氏の声が聞こえた。ハンクスは子供達の壊れた凧を修理していた。今まで一緒に遊ぶことなどなかった父親の「広場に凧揚げにいこう」という言葉に二人は大喜び。家族は家の外に出て、手をつなぎ楽しそうに広場へ出かけていきました。

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    公園で、今度は凧売りをしているバート。風に乗り登っていく彼女に、「さよならメリー・ポピンズ」とつぶやきます。


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[監督]
ロバート・スティーヴンソン(1986年/満81歳没)
[出演]
メリー・ポピンズジュリー・アンドリュース
バート/老頭取(2役)ディック・ヴァン・ダイク
ジョージ・バンクスデヴィッド・トムリンソン(2000年/満83歳没)
ウィニフレッド・バンクス グリニス・ジョンズ
ジェーン・カロライン・バンクス カレン・ドートリス
マイケル・バンクスマシュウ・ガーバー(1977年/満21歳没)
アルバートエド・ウィン(1966年/満79歳没)
エレンハーミオン・バドレー(1986年/満79歳没)
ブリル リタ・ショウ(1982年/満69歳没)
ハトの餌を売る老女ジェーン・ダーウェル(1967年/満87歳没)
[検索用]ジュリー・アンドリュース/ディック・ヴァン・ダイク/デヴィッド・トムリンソン/グリニス・ジョンズ/カレン・ドートリス/マシュウ・ガーバー/エド・ウィン/ハーミオン・バドレー/リタ・ショ/ジェーン・ダーウェル
★受賞★
[第37回アカデミー賞] 主演女優賞/歌曲賞/作曲賞/視覚効果賞/編集賞



★外部関連記事★

かたすみでひっそりと・・・part2/「メリー・ポピンズ」
2時間20分という長い作品ですが、大人も子供も楽しめる作品ですね。そして、大人にも子供にも<価値観>というものを考えさせてくれます。また、ラストのメリー・ポピンズと子供たちの別れ方が、ありがちな<涙の別れ>と違い、子供たちは両親と楽しく出掛け、そしてメリー・ポピンズは涙を隠して、<これでいいんだ>というように<次>へ向かいます。バート(ディック・バン・ダイク)の「また会おう」という笑顔がいいのと、二人はまた別のところで会うんだ~と、夢が続くと思わせてくれるのがいいです(^^)。




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ちゃのりんさん

私も先日「ウォルト・ディズニーの約束」を観ました。あまり期待していなかったのにとても良かった。そのせいで ちゃのりんさんと同じく「メリーポピンズ」をもう一度観てみたくなったし、今度は本も読んでみたくなりました。「メリーポピンズ」子供の頃に何度も観た事がありますが 今もう一度観たら前とは違って観えるかもしれない。それは歳のせいかも知れないし、映画が作られた時のエピソードを知ったからかもしれない。ちょっと楽しみです。
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